漢字と言えば・・・

今日の朝日新聞夏目漱石「それから」の再連載を明日から始めると。それにあわせて、漱石の孫でエッセイストの半藤末利子さんに母から聞いた素顔の漱石を語って貰いましたという文面で、家庭人としての漱石はどうだったのでしょうかということについては「母は本当に怖かったと言っていました。母が生まれてすぐに、英国に留学し、帰国直後は漱石の神経が一番悪かった時期で、母にすれば、物心ついたころ、理由もわからずにこずかれたり、髪を引っ張られたり、でも神経を病んでない時期はやさしい父だったそうですと。漱石の夫人鏡子さんについては、豪胆でした。でっぷり太って貫禄があり、漱石没後、全集などが売れ、印税がたっぷり入ると、豪遊。毎年クリスマスは、家族で帝国ホテルで贅沢三昧。美容院でのチップも半端じゃない。気っ風がいいというかお大尽なんです。この「お大尽」という言葉、今のワカモノには何のことか分からないと思いますが、遠い昔小学生の頃我々よく使っていたなと、「誰々さんのうちはおだいじんだから」と、その頃はこのような漢字があることも知らず。「お大尽」は今や死語ですよね!
現在では お大尽=リッチというところでしょうか・・・・