７/４天声人語欄に、前評判の高いクラシックコンサートにも「外れ」はある。さる巨匠が来日したとき、出演料は高額だが演奏は出来が悪かった。それでもブラボーの声が響く中、ひとり「ベラボー、ドロボー」と叫んだ知人がいたと、かって作家の三浦朱門さんが本紙寄稿の随筆に書いていたという記事を見てわたしは思い出した。２５年位前になるが、神奈川県民ホールに
五嶋みどりのバイオリン独奏を聞きに行った時の事である。２５年経っても忘れないぞ！それはベートーベンの曲目が聞きたくてチケットを買ったのに
なんとなんと当日、ベートーベンの曲だけ他の曲にかえやがったのである。
わたしにとっては、まさしく「ベラボー、ドロボー」である。五嶋みどりの
CDも買い、彗星のごとく現われ天才少女バイオリニストとか思っていたけど
一切CDも聞く気になれなくなった‼また、ピアノ、バイオリンその他の独奏のコンサートは行かないことにした。オーケストラとの共演ならば当日曲目変更は考えられないから、まあ安心かと。
