天声人語から

連日の猛暑、いっとき人間をやめて変身したい生き物ならクラゲだろうかとあり、漢字なら海月とも水母とも書いて涼しげだと。恥ずかしながら知らなかった!漢字があったなんて!でも、辞書を見ると小さな△があるので漢字の「布哇」と同じ意味があるのだろう。で、この酷暑のなかで、1日から来春卒業する学生の採用選考が始まった、勝負服の黒い上着を抱えて炎天下を行く若い姿を、週末のオフィス街で見かけた。上着なしの半袖でもいいと思うがと、まっことわたしも同意見!寺田寅彦の随筆云々というところで「義理人情の着物を脱ぎ棄て、毀誉褒貶の圏外へ飛び出せばこの世は涼しいにちがいない」とあるが、この「毀誉褒貶」辞書を見ると「毀誉」と「褒貶」は
同じ意味とある、こうなってくると訳わかんねぇ〜よであります。