天声人語 

9/29日の記事〜天皇を祝賀の場に迎える際、民衆が一斉に発する祝いの言葉には何がふさわしいか。明治の中期、そんな議論が起きた。帝国大学の教授らが知恵を寄せた▼まず浮上したのは英国人教官が体育祭で学生に教えた「フレー」。「やはり日本語を」と異論が出て退けられる。提案されたのは「奉賀」三唱である。祝賀の思いを奉じるとの三唱である。祝賀の思いを奉じるとの意味で、いかにもめでたい。▼ところが学生に発声練習させて問題が見つかる。「ほうがあ・ほうがあ・ほうがあ」。どうしても「阿呆が」が二つ聞こえる。代わりに採用されたのが「万歳」の三唱だった(和田信二郎君が代と萬歳』▼きのう衆院本会議場に「万歳」の声が響いた。▼なぜ解散時に万歳するのか。▼これほどあからさまに政治家たちの保身とエゴが見える解散劇は近年例がない。そもそも解散に「万歳」は似合わない。とりわけ今回は「ほうがあ」の三唱がふさわしい。とあったが全く同感!記事の最後の「ほうがあ」の三唱がふさわしいのところで吹きだしてしまった!!