ようこそ芸賓館 1/12

昨年12/29から3週続けてのさん喬一門会の3週目、きょうは喬太郎師匠が一席「紙入れ」を。何人かの落語家さんの「紙入れ」を聞いていますが、喬太郎師匠の「紙入れ」は初めてでした。まくらで、「浮気」と「不倫」のひびきの違いを熱演?笑った!笑った!「奥サン聞いた、三丁目の吉川さんの奥さん浮気してるんですて」「いやだっ不潔っ」と、これが「奥さん聞いた、三丁目の吉川さんの奥さん不倫してるんですって」というと、聞いた人が「素敵っ」(手を口にやる)みたいな感じがあるんじゃないかと(笑)「浮気」という言葉も捨てがたいですなぁ、なんかそういう正しい日本語を後世に残したいなあという言葉がありますが、私も、不倫、浮気がらみで後世にぜひ、伝えたい美しい日本語があるんです。今、すっかり聞かなくなった「きぃ〜このドロボウ猫」っていうのを、もう一つ伝えたいのはと言っておでこをたたいて「こいつぁ〜一本とられたなぁ」というのを後世に伝えたい言葉ではないかと思う今日この頃でございます。
で、「紙入れ」では、着ている羽織の紐をつかっての、おかみさんのしぐさが絶妙!また、何人か聞いた落語家さんの「紙入れ」では聞いたことのない
旦那が帰って来た場面でおかみさんが「旦那になんて言おう、わたしはいやだと言ったのにしんさんがぁ〜」のくだり、キョンキョンの腕だなぁ〜と。
喬太郎師匠の「紙入れ」最高‼