今年最後の狂言鑑賞

昨日澁谷セルリアンタワー能楽堂にて第6回三宅狂言会に行ってきました。
演目は靭猿、腰祈、釣狐でした。靭猿は初めて観ましたが、期待以上の演目でまた、小猿を演じた栗原徳太郎君がまあ上手かった!約30分位の舞台でしたが、初めから終わりまで動きっぱなしの演技を良くやり通したと、また猿の面、途中から可愛いちゃんちゃんこを着ての踊りがなんとも可愛く、客席からも声があがった!で、どんな子が演じていたのか、見たいなぁと思っていたら休憩時間に、徳太郎君が客席を一周してくれた、幼稚園の年中サンぐらいかと思われる徳太郎君熱演!
腰祈も初めてでしたが、なかなか面白かった。なんと言っても狂言師三宅右近見応えありました。
舞台で釣狐が観れると期待していたのですが、シテ白蔵主が前田晃一さんという方でしたので、想像していた白蔵主さまでなかったのがちょっと残念というのは、以前NHKで放送された「釣狐」三宅右矩さんの白蔵主を観ているので、つい、比較してしまって、全然違うっ!と。三宅右矩さんの白蔵主の「身の軽々しさ」白蔵主の装束を纏っていても、まさしく狐に見えるのでこう言わざるを得ない。まあ、でも至福の2時間でした。