落語「壺算」

今日の朝日新聞天声人語」の記事で落語「壺算」と旧統一教会の田中富広会長の会見内容の対比記事が出ていたが、「壺算」のストーリーは「買い物上手の男が、知り合いに請われてともに瀬戸物屋へ出向いた。いりようなのは大きな壺なのに、男はなぜか小さいのを3円で買う。2人で辺りをぐるっと巡るとまた店に戻って、やっぱり大きいのと取り替えてくれと番頭に頼む。値段は倍の6円でよろしく、と男は強気だ。「さっき3円払ったろう。店に返すこの小さい壺が3円。あわせてちょうど6円。じゃもらってくぜ」口車に乗せられているうちに、どつぼにはまっていく番頭の困りっぷりがおかしい。記事に戻るとおとといの旧統一教会の会見もかなりのものだった。なのに、よくよく聞いていると、番頭なみに頭が混乱すると。記事の最後に熟練したばくち打ちは、思いどおりにサイコロの目を出せたという話を思い出す。そこから生まれた言葉がある。「思う壺」である。そうだったとは知らなかった!「天声人語」担当の方が古典落語「壺算」をよくぞ知っていたなんてというのは、やや地味な演目なので落語家さんはあまり取り上げない演目なので、私も過去1、2回聞いたかなってところです。